Debianのswap消しちゃったら起きるコト
仮想HDD増量の際にswap消しちゃったら、起動時にgave up waiting for suspend/resume deviceと表示されるようになった
また、90秒待たされるようになったので直した所をメモ
仮想マシンのHDD割当容量が少ないままだったので増量する
仮想マシンを止めた状態でVirtualBoxマネージャーのファイル→仮想メディアマネージャーから該当するVDIの容量を変更する
便利になったな!!
増やした領域はswap領域の後ろになる
linuxなので追加領域としてマウントすればいいんだろうけど、気持ちの問題からswap領域をディスク後方に持っていきたい
そこで…
増量した仮想HDD(VDI)をVirtualBoxマネージャで別の仮想マシン(ここではubuntu)に追加する
「別の仮想マシン」を起動してパーティションを操作する(ubuntuならツールのディスクなど)
swap領域を消去、既存の使用領域を増やす、ディスク後方にswap領域を確保
上記の「別の仮想マシン」を終了して、VirtualBoxマネージャで増量した仮想HDDを取り外す
Debianを起動する、と…
起動後すぐに少々の待ちが発生
メッセージは「gave up waiting for suspend/resume device 」
また、ログが少々流れた後に90秒待機する箇所が発生(メッセージは失念)
調べてみると前者はinitramfs関連の問題であることがわかった
後者はswap領域のUUIDが変わったことによる問題
起動するにはするのでとりあえず操作を続行
ディスクツールでディスク領域を確認し、swap領域を選択、▶を押してアクティブにする
blkidコマンドでswap領域のUUIDを確認する(swap領域のUUIDをクリップボードにコピーしておく)
$ sudo blkid
/etc/fstabを編集する(要su権限、nanoやgeditなど好きなエディタを使用する)
$ sudo nano /etc/fstab
今回の場合は古いswap領域のUUIDが残っていたのでこれを消去すればよかった
不必要な項目を削除、整形し、swap領域のUUIDを正しく指定して保存
これで後者の90秒待ち問題は解決
initramfs問題の方は、/etc/initramfs-tools/conf.d/resumeを編集する(要su権限)
$ sudo nano /etc/initramfs-tools/conf.d/resume
RESUME=UUID=の後ろのUUIDを正しく指定して保存
initramfsの指定をアップデートする
$ sudo update-initramfs -u
これで前者のgive upが起動時に出なければ解決
コレを書いている間にvyosの新しいビルドが焼き上がったので後でテストします
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