« Debian 10(Buster)のインストールとDockerのインストール | トップページ | WSL2へのIPv6アクセス »

2020/04/27

Debianのswap消しちゃったら起きるコト

仮想HDD増量の際にswap消しちゃったら、起動時にgave up waiting for suspend/resume deviceと表示されるようになった

また、90秒待たされるようになったので直した所をメモ


仮想マシンのHDD割当容量が少ないままだったので増量する

仮想マシンを止めた状態でVirtualBoxマネージャーのファイル→仮想メディアマネージャーから該当するVDIの容量を変更する

Photo_20200427213101

便利になったな!!


増やした領域はswap領域の後ろになる

linuxなので追加領域としてマウントすればいいんだろうけど、気持ちの問題からswap領域をディスク後方に持っていきたい

そこで…

 

増量した仮想HDD(VDI)をVirtualBoxマネージャで別の仮想マシン(ここではubuntu)に追加する

「別の仮想マシン」を起動してパーティションを操作する(ubuntuならツールのディスクなど)

swap領域を消去、既存の使用領域を増やす、ディスク後方にswap領域を確保

上記の「別の仮想マシン」を終了して、VirtualBoxマネージャで増量した仮想HDDを取り外す

 

Debianを起動する、と…

起動後すぐに少々の待ちが発生

メッセージは「gave up waiting for suspend/resume device

また、ログが少々流れた後に90秒待機する箇所が発生(メッセージは失念)

調べてみると前者はinitramfs関連の問題であることがわかった

後者はswap領域のUUIDが変わったことによる問題


起動するにはするのでとりあえず操作を続行

ディスクツールでディスク領域を確認し、swap領域を選択、▶を押してアクティブにする


blkidコマンドでswap領域のUUIDを確認する(swap領域のUUIDをクリップボードにコピーしておく)

$ sudo blkid

/etc/fstabを編集する(要su権限、nanoやgeditなど好きなエディタを使用する)

$ sudo nano /etc/fstab

今回の場合は古いswap領域のUUIDが残っていたのでこれを消去すればよかった

不必要な項目を削除、整形し、swap領域のUUIDを正しく指定して保存

これで後者の90秒待ち問題は解決


initramfs問題の方は、/etc/initramfs-tools/conf.d/resumeを編集する(要su権限)

$ sudo nano /etc/initramfs-tools/conf.d/resume

RESUME=UUID=の後ろのUUIDを正しく指定して保存

initramfsの指定をアップデートする

$ sudo update-initramfs -u

これで前者のgive upが起動時に出なければ解決


コレを書いている間にvyosの新しいビルドが焼き上がったので後でテストします

« Debian 10(Buster)のインストールとDockerのインストール | トップページ | WSL2へのIPv6アクセス »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

Twitter

無料ブログはココログ